宮里病院は沖縄県の北部、山原の地にあり、海、山、川と太古の琉球の大自然の中にあります。その大自然の眺望を見渡せる高台にあり、眼下には名護市街地、名護湾、左右に振り向くと北部連山、本部岳を見渡せます。宮里病院はタピック理念(トータル:総合性、アカデミック:探究性、ポピュラー:患者の立場、インターナショナル:国際性、センチュリアル:21世紀にふさわしい医療の担い手)基に歩んで来た病院です。全病床数239床(精神科117床、認知症治療病棟50床、回復期病棟44床、介護療養病棟28床)で認知症デイケア、精神デイケア、精神科訪問看護有する、精神科主体の病院です。「脳と心の医療センター」を目指す。をモットーに認知症介護、そして回復期病棟では認知症のリハビリ・ケアという超高齢化社会への対応を視野に取り組んでいます。
タピックの原点は「人と地域を大切にする」です。宮里病院では以前から地域で暮らす障がい者、認知症患者(家族)を支えるため精神科訪問看護を展開し、リハビリやケアを継続して来ました。今年は更に地域での支えを包括的に行えるよう、地域リハビリ・ケア、精神科訪問看護など地域部門を強化し「医療と人、人と地域」の繋がりを深めながら、地域に必要とされる医療を展開して行きます。
当院では人材プロジェクトメンバーを中心に研修等の充実を図るため、タピックグループの施設(ユインチホテル、屋我地ビーチ)を利用し、新人、既卒者の研修、同期会を開催し「一人一人が安心して働けるよう」仲間作りを行うと同時に、専門性を深める機会にして行く予定です。更に、宮里病院も「現代医学と伝統医学、代替医療の融合、利用者・患者と治療者の関係性を大切にし、生活習慣や行動の変革をサポートして、新しい医療の形態を提供する」との進取精神の基、看護職という専門性を深めながらも、個々の強み(能力)を最大限に伸ばし、本人が活き活き感を持って働ける環境を提供して、仕事にやりがいを持った職員を育てます。
タピックグループはここ名護の地、宮里病院から始まり、今年(令和4年)で32年を迎えます。グローバルな視野で邁進してきた四半世紀を振り返り、記念誌を発刊すると同時に新たな発展に向け、北部地域の総合的リハビリ・ケア、精神的医療の発展に向けここ宮里病院からも活性化して行きます。共に仕事をして行きたい、楽しみたいと思える看護師をお待ちしています。
宮里病院看護部長 下地正夫
私たちは、患者様の生命と人権を尊重し、当法人の理念である「T・A・P・I・C」の精神を実践し、地域や社会の皆様に信頼される看護・介護を真心こめて提供します。
- 患者様が安心して医療を受けることのできる療養環境を提供する。
- 互いに学び合い、成長し合える組織、職場環境を作る。
- 病院経営の健全な維持をはかるため経営意識をもって業務を遂行する。
- 職種間の連携を図り、チーム力を高める。
- 患者様に、安楽で・安心できる医療を提供する。
- 患者様の個別性を重視し、根拠のある看護・介護を提供する。
- 相手への思いやりの心を持って、常に笑顔で対応する。
- 経営参加意識を持ち、業務上の無駄を無くす。